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    大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報

    【支援センター】今回はヘルパーステーション「ウイズ」からヘルパー研修の様子をお知らせします 

    平成29年3月22日(水)箕面市立ワークセンターささゆりのささゆりホールにて講師に、特定非営利活動法人 自立生活センター 代表理事の赤尾 広明氏をお招きし、「当事者の主体性」と題し、ご講義頂きました。
    自ら電動車椅子を乗りこなし、24時間ヘルパーを利用しながら自立生活を送っておられる赤尾氏が、当事者としての本音を語って下さいました。
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                        ご本人が自らの状況を受け入れ、前に進むことが出来るようになるまで、そして・・・
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                                               健全な生活なのか。
                                               本人の満足を満たすことなのか  』

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    利用者さんが求めることなら、利用者さんの不利益になるとわかっていてもその思いに対する介助をするべきなのだろうか?
    難しい問題です。
    何が正解なのか、誰にも結論はわかりません。
    それでも様々な思いを巡らせた、貴重な時間となりました。
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    余談ですが、講師の赤尾さん、この日はとても緊張されていたそうです(笑)。
    なので、是非またお越し頂き、熱い思いを語って頂きたいです。
    赤尾さん、ありがとうございました。


    (地域生活総合支援センター  ヘルパーステーション「ウイズ」  渡辺)

    カテゴリ: 講演会・セミナー

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    【厨房】栄養教室について 

    あかつき福祉会の瀬川地区には「箕面市立あかつき園・ワークセンターささゆり」や「わんすてっぷ」などの通所サービスがあり、昼食は毎日作りたての給食を提供しています。

    毎日の喫食数は約170食で、毎日時間と戦いながら正午に食べていただけるようよう厨房職員一同頑張っています。
    この日のメニューは
     ○ごはん
     ○鮭のチーズ焼き
     ○ごぼうサラダ
     ○スープ
    です。
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    この給食の提供以外に利用者の皆さんを対象として、ご自分の身体や健康の源となる「食」について、利用者さんなりに興味や関心を持っていただく機会とする事を目的として「栄養教室」を定期的に開催しております。

    今回はその様子を少しご紹介させていただきます。

    さて今回のテーマは夏の暑い日には利用者さんが大好きな「アイスクリーム」です。
    皆さんは、アイスクリーム一個あたりどれぐらいのカロリーがあるのかご存じですか?
    写真のようなカップアイスでは380kcalで、一般成人の摂取カロリーの目安が1日で1800kcal~2200kcalと言われていますので、この1個でそれなりのカロリーとなってしまいます。
          スーパーカップ

    そこで、利用者さんには、これらのことをわかりやすく学んでいただき、ご自身で「食べ過ぎないようにしよ~」と少しでも意識していただければと実施いたしました。
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           「ふーん、そうなんか」
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           「アイスとジュースを一緒に食べて飲んじゃうともっとカロリーが増えるね」
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         「じゃあ、麦茶だったらどうかな?」

    これからも、「安全」で「栄養バランス」が良い、そして「美味しい」給食の提供と「食」についても、楽しく学んでいただく機会を提供出来ればと考えています。

    (厨房<管理栄養士> 島村)

    カテゴリ: 講演会・セミナー

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    【ささゆり園】平成27年度「地域で生きる」障害者問題市民講座~障害者市民の自立と権利擁護を考える~ 

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     平成28年3月18日(金)、午後6時から、箕面市立障害者福祉センターささゆり園にて平成27年度「地域で生きる」障害者問題市民講座を開催しました。今年度は、障害者市民の自立と権利擁護を考えると題しまして、講師に兵庫県篠山市在住のOffice Kurihara(オフィス クリハラ)代表の栗原 紀代美(くりはら きよみ)さんをお招きし、ご講演いただきました。
    (詳細はこちらのアドレスをご参照ください。http://officekurihara.com/

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     ご挨拶に続いて、まず最初に栗原さんも参加されている兵庫県西宮市にあるNPO法人PASネットさん制作の啓発DVD「権利擁護で暮らしを支える」を上映しました。
     PASとは、「P=Protection:保護・擁護」、「A=Advocacy:弁護・代弁」、「S=Support:支援」を意味し、地域における権利擁護支援を実践するために、様々な専門性と役割を担うネットワークを形成することを目的に設立されました。
     DVDでは、重度の心身障害のある方、高齢者、知的に障害のある方、それぞれ3つの事例をとおし、ご本人の意思に基づく地域に根ざした生活、支援の在り方とPASネットさんがどのように役割を担っているか、が紹介されています。PASネットでは、①権利侵害からの救済・保護、②権利行使の保障、③新たな権利擁護の創造といった3つの領域を併せて権利擁護を考え、福祉職、法律職、医療関係者等、多くの人と協働してネットワーク(支援の輪)を形成し、本人主体の生活を支えていくそうです。
     西宮市社会福祉協議会の常務理事でもある、あの清水明彦さんも登場され、「重い障害があっても、明らかに自分を生きている主体そのものであって、一生懸命、生きている、その実感をみんなで共有することが大切。彼女がおって、発信する『力』を感じてきた。ご本人さん主体の生活を失うことなく共に堂々と生きていく」と熱く語っておられました。
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     参加された方々からのアンケート結果から、「どんなに重い障害があっても意思決定できない人はない、そのための意思決定支援が大切、とのお話が大変響きました」、「成年後見人制度の詳細について、理解出来ていない部分が多かったので、お話を聞かせて頂き、とてもよかったです」、「何気ない暮らしの中での生き辛さや小さなことに気づく共感性、本人の声(伝えたい思い、気持ち)を消さないように大きな声にすることの大切さを知りました」、「西宮市の「本人中心支援計画」というネーミング、考え方に共感を覚えました」等、栗原さんのお話は皆さんの心に確実に響いたようでした。
     最後の質疑応答も、会場から多数寄せられ、終了予定を10分ほど超過してしまいました。
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     本年4月から施行される障害者差別解消法を含め、ご本人さん主体の生活を支える権利擁護、意思決定支援は、今後ますます重要になってくるでしょう。栗原さん、長時間にわたり熱心にご講演いただき、本当にありがとうございました。
     箕面市においても、箕面市社会福祉協議会さんの日常生活自立支援事業「まかせてねっと」や自立支援協議会等を活かした本人主体の支援ネットワークができるよう頑張って参ります!!

    (箕面市立障害者福祉センターささゆり園長 加藤)

    カテゴリ: 講演会・セミナー

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    平成27年度あかつき福祉会人権研修を実施しました ~ハンディースーツから見えたカイジョの魅力~ 

     秋も深まり箕面の紅葉も色づき始めているようです。
     さて、今年度の人権研修は箕面市内で一人暮らしをされている今井雅子さんを講師にお迎えし、「ハンディースーツから見えたカイジョの魅力」と題してご講演いただきました。
    (注)「ハンディースーツ」:今井さんの造語で、ご自身を表す表現として使っておられます。
    (注)「カイジョ」:今井さんは、今回の講演では介助のことをカタカナで表現して使っておられます。

     今井さんは先天性の脊髄性筋萎縮症(SMA)という病気により、生後から今日に至るまで、ご家族や学校の先生、同級生や先輩・後輩、そして介護のプロであるヘルパーなど、いろんな人の介助を受けながら、学び、遊び、働き、生活されてきました。
     そして、2003年からは一人暮らしをはじめられ、生活のあらゆるシーンで介助が必要なため、1日のうち24時間近く介助者と一緒に暮らしておられます。

     昨年度の人権研修は「障害のある方たちの暮らしについて学ぶ」と題して、障害のある方のご家族の立場から、お子さんの「自立」をどのように見守り支えてこられたのか等の経験談をお聞かせいただいたのですが、今回は障害当事者の立場から、多くの人の介助を受けてこられた今井さんに「介助」をキーワードとして学ぶ場を持とうと企画したものです。

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     講演はご自身の障害や身体のこと、ハンディースーツという言葉を使っているいきさつなどの話からスタートしました。
     続いて、幼い頃の母の介助の手は力強く迷いがなく感覚的には「ごつごつ」感があったが、6歳の時にキャンプに行ってはじめてボランティアの介助を受けた時のその手は頼りなげで弱々しいが「わくわく」するものであったなど、ご自身の「カイジョ」の変遷のお話があり、なかでも
     *他者の介護から一人の人として尊重される実感
     *いろんな人の介助を得ることで、できることがどんどん広がっていく
     *人生を自分のものにする
    これが「カイジョ」の原点です、とのお話がとても印象的でした。

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     次に、今井家の「カイジョ」事情についても色々とお話いただき、介助者と今井さんとの関係性や介助者と一緒に考え、試行しながら今井さんの介助方法や生活をつくってきたことなどの話は、参加者皆がその場面を思い浮かべながら聞き入っていました。

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     結びに、介助者として大切なことは、日々の介護や支援をとおして
     *考えること
     *感じること
     *そして、考え・感じたことをいろんな人と語ること
    が大切である、また介助の一番の先生は
    「ことばではない会話をする人=ことばでの意志表現が困難な重い障害のある人」ではないかとのお話がありました。

     今井さん、この度は「カイジョ」の魅力を沢山伝えていただき本当にありがとうございました。
     最後に、参加した職員の感想をいくつか紹介したいと思います。

    • 介助を魅力ととらえられている今井さんに感動しました。介助者に最初からパーフェクトを求めず、今井さんが上手な介助者の技の伝達役をされ、15人の介助者の方々は常に今井さんと何らかのコミュニケーションをとりながら、介護の向上に努めておられる様子が目に浮かぶようでした。


    • 介助する側、される側の関係性の難しさやリアルなコメントにはっとする事がありました。どちらも同じ人間同士お互いをお互いの立場で感じあいながら過ごしていくなかで、関係性を築いていくんだなぁと思いました。今井さんの生の声を聞けて背筋がピーンと伸びた部分とほぐれた部分がありました。


    • 「自分が発信したことは全て自分に返ってくる」の言葉が印象に残りました。
      これは、介助される側だけでなく介助する側もそうだと思う。利用者の方に対する支援も自分が発信したことに責任を持てる支援をしていきたいです。

    事務局長 亀谷雅彦

    カテゴリ: 講演会・セミナー

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    平成26年度「地域で生きる」障害者問題市民講座 ドキュメンタリー映画 「ぼくは写真で世界とつながる~米田祐二22歳」上映会!! 

     箕面市立障害者福祉センターささゆり園では、障害のある方達への理解を深める啓発事業の一環として、「地域で生きる」障害者問題市民講座を開催していますが、今年度は11月2日(日)に、「ぼくは写真で世界とつながる~米田祐二22歳~」を上映しました。(70名の方にご参加いただきました)

     この映画は自閉的傾向のある22歳のアマチュア写真家、米田祐二さんが、お母様の手を離れ、沖縄旅行をされる姿を追ったドキュメンタリー映画です。なお、制作されたのはマザーバードの貞末麻哉子さんで、平成24年度の同市民講座で上映した映画「普通に生きる」(ここをクリック)を制作された方でもあり、その時も会場にお越し頂き、コメントを頂戴いたしました。
     また今回はスペシャルイベントとして、上映後に音楽を担当されたchiharuさんによるミニライブと主演の米田祐二さん、お母様の米田千鶴さん、貞末さんによる楽しいトークと盛りだくさんの充実した内容となり、あっという間の2時間となりました!!

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     「祐二さんの写真を会場で展示し、御自身で説明いただいてはどうか?」という企画が、前日(11/1)篠山市での上映会前夜祭の場で急遽決定されたそうです。そこで、箕面市でも祐二さんの作品を展示することになりました。この企画は大正解で、上映会前後の時間、展示コーナーはご覧のとおり大盛況でした!(夜の会議、恐るべしです!)
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    最初は映画の上映です。何回見ても新たな発見があります。
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     上映後は、映画の挿入歌とナレーターを担当されたchiharuさんのミニライブ! 宮城県名取市からはるばるお越し頂きました。震災当時のお話しとユーミンの「瞳を閉じて」の演奏は、深く深く心に染み入りました。映像と挿入歌、観客の方々それぞれの体験が重なり、会場のあちこちで感動の涙が・・・。
     2回目の演奏時には、祐二さん御自身も要約筆記の画面を見ながら、「春」「あおぞら」を歌っていらっしゃいました!
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     続いて、米田祐二さんご本人による作品紹介。お母様によると、初回の説明時は「鳥です」「夕焼けです」という比較的シンプルな説明だったそうですが、その後、上映会を重ねる毎に、具体的な撮影場所やその時の感情を交え、どんどん豊富になっていったそうです。当日も熱く語っていただきました! 
     「これこそが!」「くもがもくもくしています!」「夜の満月、色がついた後、ささやまで見ました」 
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     最後に貞末さんからの制作に至るまでのお話、お母様からのお言葉をいただきました。
     「祐二さんは、全く社会の障害になっていない。それなのに私達は祐二さんの障害になっている」という貞末さんからのお言葉、サポートを「仕事」としている我々スタッフの心に強く響きました。
     
     アンケートの一部を抜粋し、ご紹介させていただきます。
    ●映画、ミニライブ、トーク等、わかりやすく感動しました。素晴らしい写真も見せて頂き、良かったです。
    ●自閉症の方の特性がよくわかった。普段深くかかわることがないので、良い経験になった。
    ●みんなの思いが上映会を開催し、広げているんだなぁ! あったかい感じがとってもステキっだった。
    ●映画上映だけでなく、ミニライブやトークがあったので、より映画について理解を深めることができた。
    ●表現力豊かな祐二さんの写真と沖縄の魅力にふれ、すぐに沖縄へ行きたくなりました。
    ●とても優しい気持ちになりました。子供達に是非見せてあげたかったです。
    ●明日からまた笑顔で頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
    ●お母さんの話の中に、参考になることが多くあった。例えばメガネの話。
    ●祐二さんの写真をポストカードにして、是非販売してほしい!!
    ●私も自閉症の息子(小1)を育てているので、自分を表現できる手段を見つけたり、いろんな関わりや親から離れての旅行など、これから息子が歩む人生を思い描きながら観ました。
    ●私にも自閉症+重度知的障害のある19歳の息子がおります。言葉を自由に使えない彼が、自分の思いを表現したり、周りの人とつながったりできる手段のヒントを頂きました。大変有難かったです。安易ですが、早速息子にカメラを持たせてみようと思いました。
    ●とにかく足を運んで良かったです。このようなイベントを作って頂いてありがとうございました。
    ●昨今流行のCGを駆使した大作と呼ばれる作品にはない、心が暖まる感動を頂きました。
    ●家族との関係、お兄さんの祐二さんへの思いは、胸にくるものがありました。
    ●学校での上映会をとおして、自閉症の方への理解をたくさんの子ども達に伝えてもらいたい。
    ●あっという間の充実した休日になりました。
    ●祐二さんによる写真の解説が良かったです。何気なくパシパシ写真を撮られているようで、実はいろんな意味が込められているのですね。

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    米田祐二さん、ありがとうございました!! 
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     米田祐二さん、千鶴さん、chiharuさん、貞末さん、おかげさまで素晴らしい映画会になりました。本当にありがとうございました。また、お帰りの際に作品まで頂戴しました。さっそく事務所に飾らせて頂きましたので、みなさん、いつでも見学にお越しください。最後に貞末さんのお言葉をお借りして、このブログを終えたいと思います。

    「生き難さを感じている人達が、笑顔になる社会であってほしい」


     上映に携わった私達ささゆり園のスタッフも、強くそう願い、行動します。

    (箕面市立障害者福祉センターささゆり園 園長 加藤)

    カテゴリ: 講演会・セミナー

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