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    大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報

    吹田市にある「くらしの支援センターみんなのき」を見学してきました! 

     平成29年1月31日(火)に、箕面市障害福祉課の職員さんと一緒に、吹田市の社会福祉法人さつき福祉会さんが経営されている「くらしの支援センターみんなのき」へ見学に行ってきました。
     現在、府下に2箇所ある「地域生活支援拠点」の1つで(もう1箇所は豊中市)、平成29年度までに市町村又は圏域に1箇所以上の設置が国の目標ですが、箕面市にはありません。
     くらしの支援センターみんなのきは、1999年に「生まれ育った吹田で暮らし続けたい」という願いを実現するために、「吹田に障害者の豊かな生活施設をつくる会」が結成され、その17年間に渡る運動が成就し、平成28年6月1日に開所された重度障害者の暮らしの場であり、まさに地域生活の拠点です。(実施事業は、グループホーム、ショートステイ、相談支援事業、ヘルパ-ステーション、余暇支援などで、福祉避難所にも指定されています)
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     まずは、ショートステイの見学です。
     木のぬくもりや香りが伝わってくる素敵な内装で、各個室も広々しており、とても過ごしやすそうな雰囲気でした。
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     次に医療的ケアが必要な方が利用できるグループホームへ移動しました。
     リビングは10人定員でも余裕があるくらい広く、エレベーターもストレッチャーや大型の車椅子の方でもゆったり乗っていただけるよう十分な大きさが確保されていました。
     長年あいほうぷ吹田さん等で取り組まれてきた実践ノウハウの積み重ねが活かされていると感じました。
     写真にはありませんが、利用者さんの部屋はそれぞれ自由にコーディネートされており、畳や絨毯など床からインテリアまでその人らしさが表れていました。
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     そして、特にお風呂にはこだわっておられ、すばやく温まり、保温効果が高く、入浴者にも介助者にも負担が少ないミスト浴の機械を導入されていました。
     また、筋緊張がある方でもゆったり入っていただけるように大きな機械浴槽もありました。
     利用者の方は毎日入浴されており、ミスト浴の方が人気とのことでした。
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     続いて強度行動障害のある方が入居しているグループホームです。
     こちらのホームでは、照明が割れて飛び散らないように埋め込み式になっていたり、壁や窓も防音で強度が強く割れにくい素材を使っていたりと障害特性に配慮した工夫が随所に見られました。
     行動を制限するのではなく、環境を工夫することで、利用者の自分らしい暮らしと安全を守っておられるのだなということが伝わってきました。
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     見学の後は、「くらしの支援センターみんなのき」ができるまでの17年間についてお話してくださいました。
     資金集めや吹田市との協議など苦労も多かったとのことでしたが、長年粘り強く交渉や努力を続け、実現されたのは本当にすごいことだと感動しました。
     このようにニーズや思いがあっても、実現するまでに長い年月を要してしまうことが多いので、我々もどんどん行動していかなければ、結局何もなしえないということになりかねません。
     今回の見学会では、「努力し続ければ思いは実現する」ということをまのあたりにし、私も含め、これからの箕面の福祉を担う若手スタッフは、とても元気がでるとともに、もっと頑張らねばという気持ちになりました!
     お忙しい所、対応していただきました大西所長さん、西村施設長さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!

    (ささゆり園 小山)

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    企業見学させていただきました!第5弾!! オレンジゆずるタクシー 配車センターさん 

    2016年12月15日(木)、ささゆり園の利用者さん2名で、公益社団法人箕面市シルバー人材センターさんが運営されているオレンジゆずるタクシー配車センターさんを見学させていただきました。
    よく目立つオレンジの車体は、箕面市民には、すっかりおなじみの存在になっているのではないでしょうか?

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    配車センターは、ささゆり園から徒歩3分ほどのすぐ近所です。
    実際にオレンジゆずるタクシーを利用されている利用者さんもおられるのですが、配車センターへ来る機会はなかなかありません。

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    配車センターの事務所がある建物に入ると、まずはドライバーさんたちの待合いスペースがありました。
    ホワイトボードには箕面市の地図のほか、万博公園のマップなども貼られています。

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    職員さんの案内でオペレーター室を見学させていただきました。
    普段見ることの出来ないところなので興味津々です。
    ゆずるタクシーは予約制で、ここで全ての電話を受けて、運行を管理されているということです。
    見学している間にも電話がかかってきて、係りの方がテキパキと応対されています。
    職員さんのユニフォームもオレンジ色なのですね!格好いいです。

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    オレンジゆずるタクシーは、来月には運行を始めて丸2年になるということです。
    現在12台の車両を運行されており、1~6号車は大きめの車両、7~12号車も車椅子と介助者が同時に乗れる十分なスペースがあります。
    実は今回見学に行った利用者さんも、乗車されたことがあるそうですよ。

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    次は駐車場に移動して、実際に車両を見せていただきました。
    12台のタクシーは、いつもほとんどフル稼働しているということで、見学させていただいた日も、駐車場には数台しか残っておらず、またその数台も出たり入ったりと忙しそうにされていました。

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    オレンジゆずるタクシーと言えば、屋根の上についているゆずるくんの行灯(あんどん)がチャームポイントですが、駐車場に止まっている車両には行灯がついていません。
    盗難防止のために普段は車内に保管しているそうなのです。
    ドライバーさんがすぐにつけてくれました。やっぱりこれでこそオレンジゆずるタクシーですね!

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    空いている車両があったので試乗させていただきました。
    ドライバーさんが慣れた手つきで乗り込みをサポートしてくださります。
    乗り心地は上々!このままどこか遠くへお出かけしたい気分です。

    出発か到着のどちらかが箕面市内ならどこへでも利用OKということで、市外に出かけるときに利用される方も多いそうです。
    オレンジゆずるタクシーはとても目立つので、小学生の間ではゆずるタクシーを見たらラッキーなことがあるという噂もながれているらしいですよ。
    市民の間で親しまれている存在になっていることがよく分かります。
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    お忙しい中、応対していただいた配車センターの職員のみなさん、どうもありがとうございました。
    またオレンジゆずるタクシーを利用させていただくときは、よろしくお願いいたします!

    (ささゆり園 内田)

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    企業見学させていただきました! ~(株)ピーエーエスさん~ 

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    2016年6月29日(木)、ささゆり園の利用者さん2名で、箕面市小野原にある株式会社ピーエーエスさんを訪問させていただきました。(株)ピーエーエスさんは、車椅子や座位保持などを作っておられる、ささゆり園の利用者さんとも大変かかわりの深い会社です。

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    まずはピーエーエスさんが制作・販売しておられる製品全般について説明をしていただきました。車椅子だけでなく、クッションや、スヌーズレンの装置など、とても幅広い製品を扱っておられることにびっくりです。また車椅子など福祉機器で培った技術を活かして、一般向けのクッションシートも作っておられ、大ヒットとなっているそうです。中には阪神タイガースとコラボしたクッションまでありました。タイガースファンの利用者さんの目がキラリと輝きます。

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    実際に車椅子を制作している工場の中も見学させていただきました。まず入り口近くで稼働している巨大な装置に目を引かれます。これはなんとコンピューター制御のハイテク装置で、利用者さんの身体のデータを計測してプログラムすると、自動で型を抜いていくということです。こんなハイテク装置が使われていることにびっくりです。

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    工作をされている部門では、職人さんが制作の真っ最中で、電気ドリルなど様々な工具を使って手際よく作業されていました。後ろの方にはたくさんの種類の木材がストックしてあります。軽いもの、固くて頑丈なもの、木目の美しいものなど、一台の車椅子を作るのにも、様々な木材を組み合わせるそうです。なるほど、勉強になります。

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    カバーを縫製されている部門では、複数のミシンが忙しそうに稼働しています。車椅子や座位保持など、利用者さんの身体に合わせた様々な形状をしているので、それにピッタリと合ったカバーを作るのはとても難しいそうです。なんと、利用者さんの車椅子を見て、「これは自分が縫製しました!」という職人さんが出てこられました。利用者さんも、感謝のまなざしで、お互いに感慨深い表情です。

    ピーエーエスさんでは、ひとつひとつがスペシャルオーダーの車椅子を、なんと月に約30台も制作されているということです。お仕事中にもかかわらず、どの部門でも丁寧に対応してくださり、深く感謝いたします。実際に作っておられる方々からお話を伺ったおかげで、なおいっそう車椅子への愛着も深まりました。ピーエーエスの皆様、どうもありがとうございました。そして今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

    (ささゆり園 内田)

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    滋賀県 「OPEN SPACE れがーと」さん 見学! 

     皆様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。さて、少し前になりますが、箕面市立障害者福祉センターささゆり園生活介護事業では、先進都市調査第2弾として、12月19日(金)に、滋賀県湖南市にある「OPEN SPACE れがーと」さんを見学してきました。
     れがーとさんを経営されている「社会福祉法人 グロー(glow)」さんは、昨年4月に2つの社会福祉法人、「オープンスペースれがーと」さん、「滋賀県社会福祉事業団」さんの合併により誕生した新法人です。ちなみに「グロー」とは、点灯管を意味する「グロー球」から、「輝く、光を放つ」「安定したムラのない光」を意味し、「g」は英語の「grow(成長する、伸びる)」から、「l」は「れがーと」から、「o」は「of」から、「w」は福祉の「Welfare」からとったそうです。ご案内いただいたのは、福山監理官(れがーとエリア内の管理監督職をマネージメントされる役職だそうです)さん、年末の大変ご多忙の折、とても丁寧にご案内いただきました。

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     外装、内装とも超おしゃれ! 従来の福祉施設のイメージ(暗い、閉鎖的)ではなく、アートというか、おしゃれなカフェという感じです。

     まず、ご案内いただいたのは、2階にある「ダイニング がむしゃら」。通所施設であるバンバン(多機能型)のレストラン事業(就労継続A型)として、地域に開放されています(実際にご近所の方がお子様をつれて利用されていました)。税込980円で6種類の本格カレーが食べ放題!!(ご飯は玄米!)、サラダも食べ放題! なんとスイーツ1コも付いてきます。夜は予約制ですが、21:00まで、しゃぶしゃぶのお店として営業されているとのこと。近くにあったらしょっちゅう利用したいお店です。
     お昼をいただきながら、福山監理官にご説明いただきました。

    福山監理官さん、熱き実践者です。
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       6種類の本格カレーが980円で食べ放題!
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    「れがーと」さんの沿革
    ●平成6年
     地域で暮らす障害のある人と家族に「必要な時、必要なサービス」を届けるため、「レスパイトサービス」を開始
    ●平成8年
     滋賀県初の「24時間対応型在宅福祉サービスモデル事業」を受託。ホームヘルプサービスを軸にデイサービス、ナイトケア(ショートステイではない!市町村独自事業!)を組み合わせて暮らしを支援するサ-ビスモデル事業として全国から注目を集める。
    ●平成13年
     通所施設「バンバン」の設立を機に、地域福祉の総合的推進を目的に社会福祉法人化
    ●平成19年
     認知症対応型高齢通所介護事業開始。バンバンの新体系移行。
    ●平成22年
     地域子育て支援事業「つどいの広場すくすく」を開始
    ●平成23年 通所施設「バンバン」の事業再編、移行支援を就労継続B型に。

     以降、現在では、「サービスセンターれがーと」(障害児・知的障害者居宅介護事業・行動援護事業)、バンバン(多機能型、就労継続支援A型、生活介護)+NBB Neoバンバン(就労継続支援B型)、れがーとケアホーム(障害者共同生活援助事業、3箇所)、デイサービスセンターらく(高齢者通所介護事業)、 地域活動支援センターバンバン(障害者地域活動支援センター事業)等、地域に根ざした幅広い支援活動を展開をされています。
     (ちなみに「バンバン」とは、スワヒリ語で「進め、進め」という意味だそうです。)

     お話をお聞きする中で、平成6年以降、利用者さんを中心とした実践活動をとおして、地元行政へ働きかけ、先駆的な市町村独自事業を創出する等、道無き道を切り開いてこられたパイオニアとしての歴史を感じました。

    サービスセンターれがーと事務所風景です。
    アートなオブジェも!
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    地域交流スペース「なごみ」(子育て支援事業 すくすく) 市から補助金を活用し、法人独自で建設!
    障害だけではなく、子育て支援や高齢者サービス等、地域の方にとって必要なサービスを総合的に提供されているところはさすがです。
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    多機能型事業所「バンバン」さん、文字通りの広大なオープンスペースを、状況に応じてパーテーション等を活用し 上手く仕切られています(良いヒントを頂きました!)。別の場所ではパン製造作業をされていました(クリスマスギフトの製造で大忙し!)
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    また、発達障害のある方への配慮として、専用玄関や個室による刺激の制御、日課・作業手順を視覚でわかりやすく工夫されています。
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     別棟にある地域活動支援センターバンバンさん。採光に気を配られ、とても明るく快適な室内環境です(奥には高齢者のデイサービスセンターが併設されています)。
     基本的には、あまり箱(建物)にこだわっておられず、就労継続支援A型を利用されている方が適時施設内の清掃やメンテナンスをされていました。また、施設内では紙漉のカレンダーを製造されていましたが、これがまた芸術的!! カレーやパンの味、カレンダー等の製品に関して、障害云々ではなく「中身、質で勝負」といった意気込みを感じました。
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     今回は当法人の若手スタッフ4名も同行させていただきました。4人とも熱く語る福山監理官さんのお話を真剣に聞き入っており、とても良い刺激になりました。
     お陰様で、沢山のヒントを頂いた実りある視察研修となりました。地域に密着し、地域のニーズを踏まえ、利用者さんに必要な何処にもないサービスを創出し、行政を動かすその実践力、若手スタッフの心に響きました。福山監理官さん、スタッフのみなさん、お忙しい所、本当にありがとうございました。よし! 箕面も頑張るぞ!! 

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    (ささゆり園 園長 加藤)

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    兵庫県立福祉のまちづくり研究所を見学しました! 

     箕面市立障害者福祉センターささゆり園生活介護事業では、重度重複障害のある方達の「このまちで自分らしく暮らしたい」を実現するため、先駆的実践をされている先進都市調査を実施していますが、今年度は10月8日に神戸市西区にある兵庫県立福祉のまちづくり研究所を見学させていただきました。

     同研究所は、社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団が指定管理事業者として経営されている総合リハビリテーションセンターの中にあり、広大な敷地の中には、県立リハビリテーションセンター中央病院や障害者スポーツ交流館ほか、様々な施設・機能が併設されており、リハビリの県域中核施設として、高度で専門的なリハビリを中心に、保健・医療・福祉の総合的なサービスを提供されています。
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     ご案内いただいたのは、研究第一グループの大西俊介特別研究員さん。実は学生時代の先輩で、お会いするのは30年ぶり! 西へ東へご講演されている超ご多忙の中、貴重な時間を頂戴し、ご説明いただきました。研究所の機能は大まかに2つあり、1つは研究で、研究開発や政策提言、障害当事者の方々の自立支援に向けた様々な義肢装具の開発をされています。もう1つは研修で、高齢者や障害者支援関連研修や福祉用具・住環境改善等の普及研修を実施されています。
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     社会リハビリテーションの一環である障害者スポーツ交流館の2階、障害のある方が優先ですが、地域の方も利用できるトレーニングジム。
     写真下左は、視覚障害のある方用のトレーニング用タンデム自転車。写真下右は、兵庫県内でここにしかない車イスマラソン用のトレーニングマシン(車イスマラソン用の車イスは、前輪が1輪で、奥にある黒い支柱にその部分を固定するそうです。勿論、特注品!)
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     低床バス用の車イススロープが常設されているバス停(すべてのバス停にあれば!!) その下の写真の路面案内板は、実際に視覚障害のある方達に立ち会って頂き、どの位置に案内板があれば見やすいのか、という検証に基づき開発されたそうです。環境整備の重要性、勉強になりました!
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     昼食は、多機能型事業所「あけぼのの家」さんのパン! 噂にはお聞きしていましたが、これ、本当に美味! 「『福祉だから』で買って頂くようではダメ、本当に美味しいモノをつくろう!」という思いで、実際にプロのパンやさんに助言いただいたそうです。職場のお土産にクッキーやラスクを買って帰ったのですが、翌日には無くなっていました。通販はされていないのでしょうか? 
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     福祉用具の展示コーナー。様々なタイプの車イス、特殊食器、意思伝達装置、介護用リフトなど、ないものはないのではないかと思えるほどの福祉機器が展示されていました。(チタン製チェアスキーも展示されていましたが、最新のチェアスキーは、レーシングカーと同じカーボン製とのことでした。)
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     篠山市にある株式会社「おめめどう」さんが開発されたコミュニケーションメモ帳。沢山の種類があります。写真下右側のメモは「どうしてメモ(氷山モデル)」で、おにぎりの形の線より上の部分に結果を、下の部分に理由を書きます(例.上:家で遊びます、下:雨が降っているからです)。もう1つの使い方は、困った事を共有、解決を探るツールとして活用します。氷山は水面下に大部分が隠れています。そこで、上に困っていることを(人を叩く、つばをはく)、下に原因や理由(コミュニケーションがとれない、要求や拒否が言えない、感覚過敏)を書き込み、当事者、支援者双方の「とうして」を探る手がかりにします。 う~ん、よくできてます。
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     重度重複障害のある方達が、障害のない方達と等しく地域で「普通に暮らす」ためには、様々な課題があります。中でも住宅確保はとても切実な課題で、昨年8月に見学させていただいた横浜市の社会福祉法人「訪問の家」さんのグループホーム(重心の方が暮らされることを前提に、住宅を設計、建築)にも感動しましたが、今回の見学の1つのメインがこの「テクノハウス神戸」です。完全バリアフリーはいうまでもなく、障害のある方達が生活する家として、様々な工夫が随所に施されていました。
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     写真左の白い警報器は、視覚・聴覚障害のある方へ火災警報をお知らせする臭気(わさび臭)発生装置で、建物内4箇所に設置されています。写真下右は、コントロールモニターと息の吹きかけ・吸い込みで起動するスイッチです。
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    ワイヤレススイッチで自動開閉できる窓、ちなみに玄関ドアもワンタッチで自動開閉、施錠が可能!!
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    視覚・聴覚障害のある方が建物全体の施錠状態を把握できるボード
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    トイレも様々。写真左上は、上下可能式のトイレ。写真下のお風呂も左右の台が可動するため、どちらからでもアプローチが可能!
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     最後に教えていただいたのは、自閉的傾向のある方へのコミュニケーション補助ツール、任天堂DS「あのね」。直接任天堂にかけあって協同開発されたそうです。会話補助(入力語句のおしゃべり機能)やスケジュール登録管理、タイマー機能(次のスケジュールまでの残り時間掲示等)、写真の取り込み等が可能なスグレモノです。だれでも安価で購入できるゲーム機という発想も凄いのですが、スマホやタブレットと違い、壊れても修繕が安価という、実際の使用後を想定し、メンテ経費まで考え、開発された点が何より凄い!。「ないものは作ったらエエねん」と一言。かっこ良すぎます。
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     ここには掲載できないほど、沢山の発見がありました。実際に現地へ出かけ、実感すること、やはりとても大事であると再認識しました。利用者さんも職員も、施設にこもりっきりではあきまへん。
     大西先輩! 本当にありがとうございました。重度重複障害のある方達が住み慣れた地域で、安心、安全、人として「普通に暮らす」ことを実現するためのイメージが見えてきました。同行させていただいた若手スタッフにとっても、大変良い刺激になりました。恐らくすぐ(?)相談に伺いますので、これからもご指導、ご助言をお願いいたします!! 「ないもんは作ったらエエねん」・・・・。このフレーズ、使わせて頂きます。

    (ささゆり園 園長 加藤)

    カテゴリ: 他施設訪問・学習会

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