大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報
滋賀県 「OPEN SPACE れがーと」さん 見学!
2015/01/09 18:38:22 Fri.
皆様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。さて、少し前になりますが、箕面市立障害者福祉センターささゆり園生活介護事業では、先進都市調査第2弾として、12月19日(金)に、滋賀県湖南市にある「OPEN SPACE れがーと」さんを見学してきました。
れがーとさんを経営されている「社会福祉法人 グロー(glow)」さんは、昨年4月に2つの社会福祉法人、「オープンスペースれがーと」さん、「滋賀県社会福祉事業団」さんの合併により誕生した新法人です。ちなみに「グロー」とは、点灯管を意味する「グロー球」から、「輝く、光を放つ」「安定したムラのない光」を意味し、「g」は英語の「grow(成長する、伸びる)」から、「l」は「れがーと」から、「o」は「of」から、「w」は福祉の「Welfare」からとったそうです。ご案内いただいたのは、福山監理官(れがーとエリア内の管理監督職をマネージメントされる役職だそうです)さん、年末の大変ご多忙の折、とても丁寧にご案内いただきました。



外装、内装とも超おしゃれ! 従来の福祉施設のイメージ(暗い、閉鎖的)ではなく、アートというか、おしゃれなカフェという感じです。
まず、ご案内いただいたのは、2階にある「ダイニング がむしゃら」。通所施設であるバンバン(多機能型)のレストラン事業(就労継続A型)として、地域に開放されています(実際にご近所の方がお子様をつれて利用されていました)。税込980円で6種類の本格カレーが食べ放題!!(ご飯は玄米!)、サラダも食べ放題! なんとスイーツ1コも付いてきます。夜は予約制ですが、21:00まで、しゃぶしゃぶのお店として営業されているとのこと。近くにあったらしょっちゅう利用したいお店です。
お昼をいただきながら、福山監理官にご説明いただきました。
「れがーと」さんの沿革
●平成6年
地域で暮らす障害のある人と家族に「必要な時、必要なサービス」を届けるため、「レスパイトサービス」を開始
●平成8年
滋賀県初の「24時間対応型在宅福祉サービスモデル事業」を受託。ホームヘルプサービスを軸にデイサービス、ナイトケア(ショートステイではない!市町村独自事業!)を組み合わせて暮らしを支援するサ-ビスモデル事業として全国から注目を集める。
●平成13年
通所施設「バンバン」の設立を機に、地域福祉の総合的推進を目的に社会福祉法人化
●平成19年
認知症対応型高齢通所介護事業開始。バンバンの新体系移行。
●平成22年
地域子育て支援事業「つどいの広場すくすく」を開始
●平成23年 通所施設「バンバン」の事業再編、移行支援を就労継続B型に。
以降、現在では、「サービスセンターれがーと」(障害児・知的障害者居宅介護事業・行動援護事業)、バンバン(多機能型、就労継続支援A型、生活介護)+NBB Neoバンバン(就労継続支援B型)、れがーとケアホーム(障害者共同生活援助事業、3箇所)、デイサービスセンターらく(高齢者通所介護事業)、 地域活動支援センターバンバン(障害者地域活動支援センター事業)等、地域に根ざした幅広い支援活動を展開をされています。
(ちなみに「バンバン」とは、スワヒリ語で「進め、進め」という意味だそうです。)
お話をお聞きする中で、平成6年以降、利用者さんを中心とした実践活動をとおして、地元行政へ働きかけ、先駆的な市町村独自事業を創出する等、道無き道を切り開いてこられたパイオニアとしての歴史を感じました。
サービスセンターれがーと事務所風景です。
アートなオブジェも!

地域交流スペース「なごみ」(子育て支援事業 すくすく) 市から補助金を活用し、法人独自で建設!
障害だけではなく、子育て支援や高齢者サービス等、地域の方にとって必要なサービスを総合的に提供されているところはさすがです。

多機能型事業所「バンバン」さん、文字通りの広大なオープンスペースを、状況に応じてパーテーション等を活用し 上手く仕切られています(良いヒントを頂きました!)。別の場所ではパン製造作業をされていました(クリスマスギフトの製造で大忙し!)

また、発達障害のある方への配慮として、専用玄関や個室による刺激の制御、日課・作業手順を視覚でわかりやすく工夫されています。

別棟にある地域活動支援センターバンバンさん。採光に気を配られ、とても明るく快適な室内環境です(奥には高齢者のデイサービスセンターが併設されています)。
基本的には、あまり箱(建物)にこだわっておられず、就労継続支援A型を利用されている方が適時施設内の清掃やメンテナンスをされていました。また、施設内では紙漉のカレンダーを製造されていましたが、これがまた芸術的!! カレーやパンの味、カレンダー等の製品に関して、障害云々ではなく「中身、質で勝負」といった意気込みを感じました。


今回は当法人の若手スタッフ4名も同行させていただきました。4人とも熱く語る福山監理官さんのお話を真剣に聞き入っており、とても良い刺激になりました。
お陰様で、沢山のヒントを頂いた実りある視察研修となりました。地域に密着し、地域のニーズを踏まえ、利用者さんに必要な何処にもないサービスを創出し、行政を動かすその実践力、若手スタッフの心に響きました。福山監理官さん、スタッフのみなさん、お忙しい所、本当にありがとうございました。よし! 箕面も頑張るぞ!!

(ささゆり園 園長 加藤)
れがーとさんを経営されている「社会福祉法人 グロー(glow)」さんは、昨年4月に2つの社会福祉法人、「オープンスペースれがーと」さん、「滋賀県社会福祉事業団」さんの合併により誕生した新法人です。ちなみに「グロー」とは、点灯管を意味する「グロー球」から、「輝く、光を放つ」「安定したムラのない光」を意味し、「g」は英語の「grow(成長する、伸びる)」から、「l」は「れがーと」から、「o」は「of」から、「w」は福祉の「Welfare」からとったそうです。ご案内いただいたのは、福山監理官(れがーとエリア内の管理監督職をマネージメントされる役職だそうです)さん、年末の大変ご多忙の折、とても丁寧にご案内いただきました。






外装、内装とも超おしゃれ! 従来の福祉施設のイメージ(暗い、閉鎖的)ではなく、アートというか、おしゃれなカフェという感じです。
まず、ご案内いただいたのは、2階にある「ダイニング がむしゃら」。通所施設であるバンバン(多機能型)のレストラン事業(就労継続A型)として、地域に開放されています(実際にご近所の方がお子様をつれて利用されていました)。税込980円で6種類の本格カレーが食べ放題!!(ご飯は玄米!)、サラダも食べ放題! なんとスイーツ1コも付いてきます。夜は予約制ですが、21:00まで、しゃぶしゃぶのお店として営業されているとのこと。近くにあったらしょっちゅう利用したいお店です。
お昼をいただきながら、福山監理官にご説明いただきました。
福山監理官さん、熱き実践者です。![]() | 6種類の本格カレーが980円で食べ放題!![]() | ![]() | ![]() |
「れがーと」さんの沿革
●平成6年
地域で暮らす障害のある人と家族に「必要な時、必要なサービス」を届けるため、「レスパイトサービス」を開始
●平成8年
滋賀県初の「24時間対応型在宅福祉サービスモデル事業」を受託。ホームヘルプサービスを軸にデイサービス、ナイトケア(ショートステイではない!市町村独自事業!)を組み合わせて暮らしを支援するサ-ビスモデル事業として全国から注目を集める。
●平成13年
通所施設「バンバン」の設立を機に、地域福祉の総合的推進を目的に社会福祉法人化
●平成19年
認知症対応型高齢通所介護事業開始。バンバンの新体系移行。
●平成22年
地域子育て支援事業「つどいの広場すくすく」を開始
●平成23年 通所施設「バンバン」の事業再編、移行支援を就労継続B型に。
以降、現在では、「サービスセンターれがーと」(障害児・知的障害者居宅介護事業・行動援護事業)、バンバン(多機能型、就労継続支援A型、生活介護)+NBB Neoバンバン(就労継続支援B型)、れがーとケアホーム(障害者共同生活援助事業、3箇所)、デイサービスセンターらく(高齢者通所介護事業)、 地域活動支援センターバンバン(障害者地域活動支援センター事業)等、地域に根ざした幅広い支援活動を展開をされています。
(ちなみに「バンバン」とは、スワヒリ語で「進め、進め」という意味だそうです。)
お話をお聞きする中で、平成6年以降、利用者さんを中心とした実践活動をとおして、地元行政へ働きかけ、先駆的な市町村独自事業を創出する等、道無き道を切り開いてこられたパイオニアとしての歴史を感じました。
アートなオブジェも!

地域交流スペース「なごみ」(子育て支援事業 すくすく) 市から補助金を活用し、法人独自で建設!
障害だけではなく、子育て支援や高齢者サービス等、地域の方にとって必要なサービスを総合的に提供されているところはさすがです。


多機能型事業所「バンバン」さん、文字通りの広大なオープンスペースを、状況に応じてパーテーション等を活用し 上手く仕切られています(良いヒントを頂きました!)。別の場所ではパン製造作業をされていました(クリスマスギフトの製造で大忙し!)


また、発達障害のある方への配慮として、専用玄関や個室による刺激の制御、日課・作業手順を視覚でわかりやすく工夫されています。


別棟にある地域活動支援センターバンバンさん。採光に気を配られ、とても明るく快適な室内環境です(奥には高齢者のデイサービスセンターが併設されています)。
基本的には、あまり箱(建物)にこだわっておられず、就労継続支援A型を利用されている方が適時施設内の清掃やメンテナンスをされていました。また、施設内では紙漉のカレンダーを製造されていましたが、これがまた芸術的!! カレーやパンの味、カレンダー等の製品に関して、障害云々ではなく「中身、質で勝負」といった意気込みを感じました。




今回は当法人の若手スタッフ4名も同行させていただきました。4人とも熱く語る福山監理官さんのお話を真剣に聞き入っており、とても良い刺激になりました。
お陰様で、沢山のヒントを頂いた実りある視察研修となりました。地域に密着し、地域のニーズを踏まえ、利用者さんに必要な何処にもないサービスを創出し、行政を動かすその実践力、若手スタッフの心に響きました。福山監理官さん、スタッフのみなさん、お忙しい所、本当にありがとうございました。よし! 箕面も頑張るぞ!!

(ささゆり園 園長 加藤)
カテゴリ: 他施設訪問・学習会
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