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    大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報

    【法人本部】新規入職者研修を行いました 

     現在、あかつき福祉会では、半年に1回、新規入職者研修を実施し、あかつき福祉会の事業の説明や、障害者支援に係る基礎的な事柄についての研修を実施しています。
     新たに当福祉会で一緒に働く仲間が加わったため、5月12日、5月19日、5月24日の3回に分けて新規入職者研修を実施しました。福祉の仕事が初めての職員、障害福祉が初めての職員、同じ業界から転職してこられた職員など、様々な経歴のある仲間です。

     1日目は、あかつき福祉会の理念と施設見学(ささゆり園、グループホーム)。2日目は、施設見学(あかつき園・ワークセンターささゆり、わんすてっぷ、短期入所)とグループワーク(各事例を通して、あかつき福祉会の理念や障害者支援に係る考え方に触れる)。3日目は、ピアスーパービジョンのグループワークでした。

     1日目、2回目の施設見学では、「同じ敷地にあるのに、この施設には初めて入った。」「自分のチームのことだが、知らない情報があった」「グループホームは生活感があふれていて世話人みたいな働き方も良いなあ」「グループホームは賃貸物件なのか」「従事体制が男女1名の2名で大丈夫なのか。3名配置が良いのではないか」などの参加者からの声がありました。
     2日目のグループワークでは、熱い議論が交わされました。「こんなチームでは一緒に仕事できない」「この職員のこの支援が良くない」など、様々な角度から意見を出し合う中で、「よくない理由・根拠」に触れ、理解を深めていました。
     3日目のグループワーク(ピアスーパーバイズ)では、新規入職者間での交流を図るため、仲間同士で相談・アドバイスをしていただきました。開始早々は「アドバイスをしなければ」という思いが強すぎて、相談者の話を話半分で聞いて解釈し、アドバイスの嵐という構図がありました。終了後に相談者に聞いてみると、「僕の相談が悪かった」と相談者が反省する一幕も。しかしながら、やりながら微調整をしていく参加者たち。コミュニケーション技法を用いてみたりするなかで、昨日の熱い議論とは異なり、非常に和気あいあいとした雰囲気となり、参加者同士が少し近づけたのではないでしょうか。相談内容としては、「関西人と関東人」「何でもいいと言われると困る」といった人間味あふれる話題から、「腰痛予防」「仕事を続けていけるかの不安」といった仕事に掛かる話と多様でした。

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     対人援助の仕事では、利用者とのラポール、信頼関係を築くことが大切と言われますが、職員同士となると、後回しになっている感がありますね。あかつき福祉会では、利用者の支え手である職員のスキルアップを図るために、各所属ごとに定期的な研修の機会を設けています。あかつき園・ワークセンターささゆりでは、職員の質的向上だけではなく、コミュニケーションを促進することで、一層のチーム力の向上に努めています。
     今回、新規入職者間はもちろん、講師と新規入職者間でもコミュニケーションが図ることができ、「ジョハリの窓※1」の「開放の窓」が広がったのではないでしょうか。

    ※1 ジョハリの窓
    自分には4つの領域が存在すると考えます。
      開放の窓:自分も他人も知っている自分
      盲点の窓:他人は知っているが、自分は知らない自分
      秘密の窓:自分は知っているが、他人は知らない自分
      未知の窓:自分も他人も知らない自分
    「開放」領域が広がればコミュニケーションが良くなっていきます。「開放」領域を広げる方法は2つあります。1つは、自分自身の「自己開示」です。もう1つは、相手からの「フィードバック」です。


     あかつき園・ワークセンターささゆり  白樫

    カテゴリ: 職員研修

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