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    大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報

    【法人本部】平成28年度人権研修「罪を犯した障がい者の支援と課題」を実施しました 

    昨年度の人権研修では、箕面市内で一人暮らしをされている今井雅子さんを講師にお迎えし、「ハンディースーツから見えたカイジョの魅力」とのテーマで、主に「介護」や「介護者との関係」について示唆に富んだお話を聞かせていただきましたが、今年度は、あかつき福祉会の職員にとっては、これまであまりなじみがない「罪を犯した障がい者の支援」について学ぶものです。

    講師には、大阪手をつなぐ育成会 支援センターい~な 相談支援室長の原田和明氏をお迎えし、約100名が参加し11月11日に実施いたしました。 
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    原田氏は、罪を犯した障がいのある方への支援を長年実践されてきた方で、本研修会でも実践例なども交えてご講演いただきました。
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    ★ 障がいがあるから罪を犯してしまうのではなく、罪を犯した人に障がいがあった。と捉えなけければいけない。
      「障がい」が犯罪を引き起こしたのではない。(障がい者=犯罪者との誤解・偏見・差別を生じてしまう)

    ★ 罪を犯した障がい者への支援は、その方が抱える「生きづらさ」と捉えて支援していくこと。

    ★ その方に応じた環境調整を行うことや、その方を取り巻く関係者とネットワークをしっかり組んで、
      チームで支援を行うこと。

    ★ 一方的な援助ではなく「自己決定」を促し、自分で決めた生活の営みが「快適」であることを自覚できるよう
      支援していくことが大切。

    などなど、とても貴重な学びの場となりました。 原田様ありがとうございました。

    (事務局長 亀谷雅彦)

    カテゴリ: 職員研修

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