大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報
【ささゆり園】吹田市にある「くらしの支援センターみんなのき」を見学してきました!
2017/02/21 11:40:27 Tue.
平成29年1月31日(火)に、箕面市障害福祉課の職員さんと一緒に、吹田市の社会福祉法人さつき福祉会さんが経営されている「くらしの支援センターみんなのき」へ見学に行ってきました。
現在、府下に2箇所ある「地域生活支援拠点」の1つで(もう1箇所は豊中市)、平成29年度までに市町村又は圏域に1箇所以上の設置が国の目標ですが、箕面市にはありません。
くらしの支援センターみんなのきは、1999年に「生まれ育った吹田で暮らし続けたい」という願いを実現するために、「吹田に障害者の豊かな生活施設をつくる会」が結成され、その17年間に渡る運動が成就し、平成28年6月1日に開所された重度障害者の暮らしの場であり、まさに地域生活の拠点です。(実施事業は、グループホーム、ショートステイ、相談支援事業、ヘルパ-ステーション、余暇支援などで、福祉避難所にも指定されています)

まずは、ショートステイの見学です。
木のぬくもりや香りが伝わってくる素敵な内装で、各個室も広々しており、とても過ごしやすそうな雰囲気でした。

次に医療的ケアが必要な方が利用できるグループホームへ移動しました。
リビングは10人定員でも余裕があるくらい広く、エレベーターもストレッチャーや大型の車椅子の方でもゆったり乗っていただけるよう十分な大きさが確保されていました。
長年あいほうぷ吹田さん等で取り組まれてきた実践ノウハウの積み重ねが活かされていると感じました。
写真にはありませんが、利用者さんの部屋はそれぞれ自由にコーディネートされており、畳や絨毯など床からインテリアまでその人らしさが表れていました。

そして、特にお風呂にはこだわっておられ、すばやく温まり、保温効果が高く、入浴者にも介助者にも負担が少ないミスト浴の機械を導入されていました。
また、筋緊張がある方でもゆったり入っていただけるように大きな機械浴槽もありました。
利用者の方は毎日入浴されており、ミスト浴の方が人気とのことでした。

続いて強度行動障害のある方が入居しているグループホームです。
こちらのホームでは、照明が割れて飛び散らないように埋め込み式になっていたり、壁や窓も防音で強度が強く割れにくい素材を使っていたりと障害特性に配慮した工夫が随所に見られました。
行動を制限するのではなく、環境を工夫することで、利用者の自分らしい暮らしと安全を守っておられるのだなということが伝わってきました。



見学の後は、「くらしの支援センターみんなのき」ができるまでの17年間についてお話してくださいました。
資金集めや吹田市との協議など苦労も多かったとのことでしたが、長年粘り強く交渉や努力を続け、実現されたのは本当にすごいことだと感動しました。
このようにニーズや思いがあっても、実現するまでに長い年月を要してしまうことが多いので、我々もどんどん行動していかなければ、結局何もなしえないということになりかねません。
今回の見学会では、「努力し続ければ思いは実現する」ということをまのあたりにし、私も含め、これからの箕面の福祉を担う若手スタッフは、とても元気がでるとともに、もっと頑張らねばという気持ちになりました!
お忙しい所、対応していただきました大西所長さん、西村施設長さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!
(ささゆり園 小山)
現在、府下に2箇所ある「地域生活支援拠点」の1つで(もう1箇所は豊中市)、平成29年度までに市町村又は圏域に1箇所以上の設置が国の目標ですが、箕面市にはありません。
くらしの支援センターみんなのきは、1999年に「生まれ育った吹田で暮らし続けたい」という願いを実現するために、「吹田に障害者の豊かな生活施設をつくる会」が結成され、その17年間に渡る運動が成就し、平成28年6月1日に開所された重度障害者の暮らしの場であり、まさに地域生活の拠点です。(実施事業は、グループホーム、ショートステイ、相談支援事業、ヘルパ-ステーション、余暇支援などで、福祉避難所にも指定されています)

まずは、ショートステイの見学です。
木のぬくもりや香りが伝わってくる素敵な内装で、各個室も広々しており、とても過ごしやすそうな雰囲気でした。


次に医療的ケアが必要な方が利用できるグループホームへ移動しました。
リビングは10人定員でも余裕があるくらい広く、エレベーターもストレッチャーや大型の車椅子の方でもゆったり乗っていただけるよう十分な大きさが確保されていました。
長年あいほうぷ吹田さん等で取り組まれてきた実践ノウハウの積み重ねが活かされていると感じました。
写真にはありませんが、利用者さんの部屋はそれぞれ自由にコーディネートされており、畳や絨毯など床からインテリアまでその人らしさが表れていました。


そして、特にお風呂にはこだわっておられ、すばやく温まり、保温効果が高く、入浴者にも介助者にも負担が少ないミスト浴の機械を導入されていました。
また、筋緊張がある方でもゆったり入っていただけるように大きな機械浴槽もありました。
利用者の方は毎日入浴されており、ミスト浴の方が人気とのことでした。


続いて強度行動障害のある方が入居しているグループホームです。
こちらのホームでは、照明が割れて飛び散らないように埋め込み式になっていたり、壁や窓も防音で強度が強く割れにくい素材を使っていたりと障害特性に配慮した工夫が随所に見られました。
行動を制限するのではなく、環境を工夫することで、利用者の自分らしい暮らしと安全を守っておられるのだなということが伝わってきました。






見学の後は、「くらしの支援センターみんなのき」ができるまでの17年間についてお話してくださいました。
資金集めや吹田市との協議など苦労も多かったとのことでしたが、長年粘り強く交渉や努力を続け、実現されたのは本当にすごいことだと感動しました。
このようにニーズや思いがあっても、実現するまでに長い年月を要してしまうことが多いので、我々もどんどん行動していかなければ、結局何もなしえないということになりかねません。
今回の見学会では、「努力し続ければ思いは実現する」ということをまのあたりにし、私も含め、これからの箕面の福祉を担う若手スタッフは、とても元気がでるとともに、もっと頑張らねばという気持ちになりました!
お忙しい所、対応していただきました大西所長さん、西村施設長さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!
(ささゆり園 小山)
カテゴリ: 他施設訪問・学習会
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