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    大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報

    【支援センター】感染制御ラウンドを実施しました(グループホーム編) 


     今年も感染制御ラウンドの時期がやってきました!
     あかつき福祉会では、毎年、箕面市立病院 感染制御部の感染管理認定看護師さんに事業所訪問をお願いし、感染対策について評価とアドバイスをいただいています。
     今回はグループホームにおける感染対策についてチェックしていただきました。

     まずは換気状況です。
     対角線上に窓を開け、空気の流れを見ていきます。何やら煙が出るアイテムを取り出し、窓の方に煙が向かっているかを確認しています。
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    煙は窓の方に流れ、どうやら問題なく空気は流れているようで安心しました。
    ただし、窓がない場所は空気が滞留しやすいので、扇風機などを利用し、窓側に空気が流れるようにすると良いですよとアドバイスをいただきました!
    また、扇風機の首を振るとウイルスなどが拡散してしまうため、窓の方向に一直線に風を送る方が良いとのことです。

    次に消毒液のチェックです。
    手指消毒用のアルコールやドアノブ等を消毒する次亜塩素酸ナトリウム水溶液もしっかり設置されています。ここは高評価です!
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     ここで、またもやアイテム登場です。
     次亜塩素酸ナトリウム水溶液の濃度を調べるテストペーパーです。ペーパーに液を吹きかけると色が変わります。この色は・・・50ppm!
     500ppmの濃さで作成しているはずが、劣化によりここまで濃度が落ちていました。消毒には少なくとも200ppmの濃さが必要であるため、これでは効果がありません。
     次亜塩素酸ナトリウム水溶液はアルコールよりもコストが安く、ノロウイルスを含め幅広いウイルスに効果がある一方、管理を怠ると効果がなくなってしまうので注意が必要です。(紫外線にも弱く、透明容器での保管もNGです!)
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     最後に新型コロナウイルス陽性者がグループホーム内で発生した場合の感染対策についてお聞きすると、「換気」、「N95マスク」、「目の保護」、「消毒」が特に重要だとのことでした。
     新型コロナウイルスの主な感染は、「飛沫感染」ですので、ウイルスを吸い込まないようにすることが一番の予防です。

     空気中に舞ったウイルスを少なくするためにも「換気」を行い、ウイルスを吸い込まないように、不織布マスクよりも効果の高い「N95マスク」を着用し、目からのウイルスの侵入を防ぐためにもフェイスシールドやゴーグルは欠かせません。
     また、生活動線の「消毒」は陽性者がいない時よりも頻度を増やし、手指消毒を徹底することで感染予防に繋がります。
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     今年度は新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザも流行しているため、このアドバイスを活かし、より一層グループホームおける感染対策を強化していきたいと思います。


     (地域生活総合支援センター 小山)

     

    カテゴリ: こんなことしました

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