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    大阪府箕面市に本部を置く「社会福祉法人あかつき福祉会」からのお知らせと最新情報

    【支援センター】平成30年度第2回ヘルパー研修を行いました。 

     今回はヘルパーステーション「ウイズ」恒例研修ともいえる救急救命講習を、9月と10月の2回に分けて、講師には箕面消防署から救急救命士3名にお越し頂き開催しました。

     参加者は皆、既にAEDの使い方は知っています。でも「知っている」と「わかっている」「出来る」とは少し違います。その違いを「わかっている」からこそ真剣です。
     日々、不調を訴えることが苦手な利用者さんと過ごしているのだから、なおさらです。
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     研修の始まりは、まず講師の皆さんが、「実際に心肺停止の利用者を目の前にした職員」と言うシチュエーションを実演され、一連の流れを確認します。
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     ここで講師からワンポイントアドバイス。
     救急車の依頼する場合、まずは場所を伝えてほしい、と教えて頂きました。
     そして、倒れている人の心臓が動いているのか、止まっているのか、それを救急隊は知りたいのだそうです。

     心臓が止まっているかどうか、判断するのって難しいですよね。
     ・・・ここから先に興味を持たれた皆様は、是非「救命講習」を受講して下さい!!
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     右側の写真は、簡易的な人工呼吸用の一方向弁付の感染防止用シート。A4のコピー用紙よりひと回り小さいビニールシートにガーゼのようなパッドが付いています。折りたたんでカンタンにポケットに入るサイズ。
     署員さんはこういったものを常に持っておられるそうです。左の実技写真ではこれを使用しています。
     が、これに変わるものが無い場合は、感染の危険があるため人工呼吸はせず、まずは署員が現場に到着するまでは「心臓マッサージ」!
     ただ、今は「心臓マッサージ」ではなく「胸骨圧迫」という言い方をするそうです。
     「マッサージ」という言葉のニュアンスが現実にそぐわないようですね。

     そしてその「胸骨圧迫」の効果的なやり方を全員で体験します。
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     とっても体力を使うのです。
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     AEDも出始めの頃に比べると、最近では普及率が上がっていないそうです。
     「優れもの」と知ってはいても、「重要」とまでは思われないのでしょうか。
     講習を受けていても実際に使うのは怖い、という意見が多い中、講習も受けたことが無ければなおさら遠い存在かもしれません。
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     でもAEDはコンピュータ制御の優れもの。使うことを怖がらないで欲しいですね。

     その他、止血方法、異物除去の方法なども教えて頂きました。
     身の回りにあるものでも役に立つ、そんなお話しをたくさんしていただき、参加者も「目からうろこ」の研修になりました。

     一度受ければ大丈夫、といった研修ではありません。
     今後も定期的に行って、いざと言うときに身体が自然に動くよう、経験をつんでいきたいと実感した、よい研修になりました。

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    (地域生活総合支援センター 渡辺)

    カテゴリ: 職員研修

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