今年度を締めくくる「年度末イベント」を開催しました！

箕面市立障害者福祉センターささゆり園（生活介護）では、３月５日（火）に今年度を締めくくる『年度末イベント』を行いました。このイベントは、１年間を通してクラブ活動等でそれぞれ取り組んできたことをご家族やみんなの前で発表したり、１年間の活動をスライドを見ながら振り返ったりする機会として実施しています。

はじめは音楽＆カラオケ部の発表です。トップバッターということもあり、舞台に立つとみんな緊張している様子でした。曲目はそれぞれの１８番「浪花節だよ人生は」や「霧の摩周湖」など全６曲。いつも通りに歌っている方や緊張であまり声が出ない方など様々でしたが、最後はみんなで「世界の国からこんにちは」を生演奏に合わせて熱唱しました。
　　　

　　　

　続いて情報クラブの発表です。情報クラブは、取材に行って調べた情報をプレゼンテーション形式で発表を行いました。舞台に立つと緊張してなかなか声が出なかったりと上手くいかないこともありましたが、おすすめカフェや箕面の地ビール工場など耳寄りな情報を実際に取材した感想を交えながら紹介したので、きっとみんな行きたくなったに違いありません！
　また、情報クラブでは、掲示板を作ったり、情報誌「Sasayuri Walker」も発行しています。
　　　

　　　

　午前中最後は創作クラブです。創作クラブでは、１年間季節やイベントに応じた作品を作ってきましたので、その作品をスライドで紹介しながら工夫した点や苦労話などを発表しました。会場には、今まで作った作品を展示し、ご家族にも見ていただいたので、舞台の上でも堂々としていて、どこか誇らしげな様子でした。
　　　

　　　

　クラブ発表最後は映画クラブです。本物の映画のような始まりで会場から歓声が上がりながら上映スタートです。
　内容は、「もしも～がＣＭに出演したら」や「もしも～がピアノをひいたら」などのもしもシリーズで、映像と音声の絶妙なかけ合わせに会場は笑いの渦に包まれました。そして、そのあまりの完成度の高さに会場からは「すごい！」や「ＤＶＤほしい！」との声が相次ぐほど最後を飾るのにふさわしい発表でした。
　　　

　　　

　続いて今年１年間の活動の様子をまとめたスライドショーです。
　あっという間の一年間を振り返りながら楽しそうに笑顔を浮かべる方、真剣に見入っている方など、みんな思い思いの表情を浮かべていました。むしろ職員の方が感極まっていたかもしれません・・・。
　また、ご家族にも、連絡帳の文字だけでのやり取りでは分からない利用者のささゆり園での様子が良く分かっていただけたのではないでしょうか。
　　　



　最後の締めはハンドベルでの演奏です。みんなこの日のために一生懸命練習してきました。曲は「大きな古時計」です。
ベルは自分の力で鳴らせるように、それぞれ動かすことのできる腕や足につけたり、地面にくっつけてキックで鳴らせるようにしたりと一人ひとり工夫を凝らしています。自分の力でベルを鳴らすには１音に時間がかかり、メロディーにすることはなかなか難しいですが、ゆっくりでも自分の力で音を鳴らすことに大きな価値があります。時間はかかりましたが、１曲を自分達の力で演奏しきったことは素晴らしく、とても心に響く演奏でした。
　　　

　　　　　

１年間この発表の舞台を目標にクラブ活動に取り組んできましたので、どのクラブもとても素晴らしい発表でした。発表が始まるまでは表情が硬かった方も出番が終わった後は達成感から晴れ晴れとした表情になっていたのがとても印象的です。
　 また、ご家族の皆さんも多くのご参加ありがとうございました。はらはらドキドキしながらも一生懸命発表する姿に感動されたのではないでしょうか！？次年度もぜひ参加をお願いいたします！

（ささゆり園　小山）